手首付近で動脈と静脈を繋ぎ透析に耐えられる丈夫な静脈を作る手術、
“シャント”と呼ばれる透析用の血管を作ったのが2011年12月(=透析準備)。
その“シャント”に狭窄(きょうさく=狭くなってる)部位があるらしい・・・
透析開始時に看護師さんや
MEさんが聴診器でシャント音を
確認してくれます。
音が弱い部位があるとの事で、
穿刺前にエコー検査。
画像を見ると内径が6mm程の
シャント内に・・・あったぞ狭窄部位
その箇所の内径は1.5mmになっている!。
透析患者さんは自宅でも音を聞いている方が
多く当方もその1人。
聴診器を当てると鼓動に合わせてザー・ザーと
血液が流れる音が聞こえます。
前述の通り時折自宅でも音をチェックしていましたが、音が弱い(聞こえる音量が小さい)
部位には全く気付かず(写真の聴診器は1,200円、10万円以上するモノもあるそうです)。
ちなみに反対側の腕(シャントがない部位)に聴診器当てても無音です、
シャント=太く大量の血液が流れているという事を実感出来ます。
これがPTAの概念(写真=善仁会のサイトから)、狭窄部に空のバルーンを入れて
達した所で膨らまして狭窄部を押し広げます。
シャント作成手術時当然痛みを感じました(麻酔が切れてから余計辛かった)が、
周囲でPTAを体験した方々に聞くと全員が口を揃えて「アレは痛いなんてもんじゃない」
という回答ばかり(膨らまし〜中から圧迫される時痛いんだそうです)!。
3日間程寝てしまう麻酔使って起きたら終わってる様にならんのか?「痛いの嫌だ!」、
間もなく精密な検査を経てPTAの日が決まる予定です。
「透析って針刺すんでしょ痛くないの?」というご質問を頻繁にいただきます、
透析時の穿刺は2本(透析機に行く側と戻ってくる側)、針は人により様々ですが
私が使っているのがコレ(初めて見た時は大きさ&太さに驚いたぜぇ)、
ご覧の通り点滴や採血時の針とは比べ物にならない大きさです。
針の太さに感動してもらえたでしょうか?
流量が多いので穴は針先だけではなく
側面にも数カ所空いています。
コイツをそのまま刺されると
確かに痛いです、はい。
そこで秘密兵器の出番“皮膚表面麻酔テープ”です。
コイツを透析1時間程前に貼って行きます、
同じ箇所に刺し続けるとシャントが痛むので
少しずつずらして貼るのであります。
私の場合単純な性格なので良く効きます、
(人によっては効き目がない様です)。
少々痛みを感じる時がありますが、これは穿刺する人の腕前が関係している様です(笑)。
協力:医療法人財団 善仁会 横浜第一病院バスキュラーアクセスセンター