ATS設置でOK? 教えてっ、淳子のお願いっ!

2005年04月25日、乗客106人が死亡した福知山線脱線事故の論告求刑公判が
神戸地裁で行われ検察官役の指定弁護士は歴代3社長に禁錮3年を求刑しました(判決は秋頃)。

この様な事故で経営者や運行管理者に対して責任を求める動きが本格化
したのは、1999年11月28日 東名高速でおきた飲酒運転事故の“民事訴訟”が、
きっかけだっと記憶しています。
> 東名高速飲酒運転事故の民事訴訟(Wikipediaより)
> 被害者ご夫妻の活動など(特定非営利活動法人ASKサイト内より)

▼福知山線脱線事故:神戸地裁での最大争点は2点
①3人が脱線の危険性を認識できたのに、
 ATSを設置するよう指示するのを怠ったかどうか。
②自動列車停止装置(ATS)があれば事故を防げたのに、
 多くの乗客の生命を運転士の操作に委ねてきた。

> ATS(自動列車停止装置・Wikipediaより)

この2点を重く見て禁錮3年の求刑に至った訳ですが、
ATS設置を怠ったという問題だけで事故防止になったのでしょうか?。

全てとは言えませんが“運転手”という職業に就かれている方の給料・賞与は、
いわゆる「売り上げ」によって変動するケースが多い様です。

▼基本給も売り上げによって算出されます、しかも売り上げや勤務日数、
 時間、規定走行距離等により運転手さんへの支給率が異なります。
(諸手当ての金額も売り上げによって率が上下)

▼タクシー(基本的な体系、僅かですが異なる企業もあります)
▼トラック(路線を除く「一般マーク」で顕著です)
▼路線バス(始発・最終など、深夜・早朝手当てがあります)

例1)1ヶ月の売り上げが80万円だった方
  =80万円から全てを算出(売り上げ x 80%)給与:64万円
例2)1ヶ月の売り上げが60万円だった方
  =60万円から全てを算出(売り上げ x 60%)給与:36万円
例3)1ヶ月の売り上げが40万円だった方
  =40万円から全てを算出(売り上げ x 40%)給与:16万円

福知山線の運転手さんは前日終電間際の乗務をし(車掌区で仮眠)、
当日は、6時48分に出庫という過酷な乗務体制だった様です。

この様な勤務シフトを組まなくてはならない理由は人員削減にあるとされて
います。
事故発生時におけるJR西日本の給与体制にはドコも触れていない様な(?)、
路線バス等にもある「深夜・早朝手当て」が存在したとすると、亡くなった
運転手さんは「キツイので誰もやりたくない勤務」を引き受けたのでは?。

キツそうだけど… その分給料アップだし… と、いった思いで誰もが嫌がる
勤務を選んだのならば… その体制があって~その後どう変わったか?が問題で
ゆとりのある乗務体制になったのかが、ATSより心配なのです。

当日事故発生までに速度超過によりATSによるブレーキ作動3回、伊丹駅到着時
には72mオーバーランなどのミス。 遅れを取り戻さないと次駅での乗り換え
待ち合わせに間に合わないとの思いから現場カーブでの減速を怠ったのは周知の
事実です。

私も若い頃(今でも若いけど)トラック乗務の経験があります、
「手取りが多い方が良し」と、考え無茶な運行をしました(反省)。
幻覚も見たよ~っ、高速本線の何もない所でパーキングエリアの入口が見えて
左に合図出してハンドル切ったり・・・ 信号待ち中「バックして」と言う誘導員
が現れたり(ホント)。

ATS不備で歴代3社長に禁錮3年求刑…
現場の運転手・車掌さん達の勤務・給与体系は変わったのか?、
ドコからも伝わってこないので気まぐれに日誌を更新した店長でした。




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